吐く

猫が吐く原因は?吐いた色でわかる健康状態の見分け方

キジ子猫

数週間前ですが、ツイッターに「愛猫家の悩み、気になるTOP5!」なる項目を見つけたあたし。

TOP5を見てみると

  1. 目やにが出る
  2. 吐く
  3. 口臭が気になる
  4. 肥満
  5. 寝ていることが多い

という順位になっていました。

あなたの側にいる猫には、上のような悩みや気になる事がランクインしてませんでしたか?

我が家は、「吐く、肥満」がランクインしてます。

と言うのも、我が家の猫達はしょっちゅう吐ているんですよ!

ただし、猫が吐く場合って問題がないときもあれば、
危険な状態のサインになっていることもあるんです。

それは、猫が吐いた物の色である程度、判断することも可能なのです。

そこで今回は「猫が吐くのはどんな時?原因は?」を詳しく見ていきたいと思います。

 
 




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猫が吐くのはなぜ?

猫は私たち人と比べると、体調が悪くなくても吐くことが多い動物です。

猫が吐くのは、健康状態を維持するための浄化機能の役割を持っているからです。
この浄化機能が追い付かない時や、健康状態が悪い時に吐き戻しをしてしまいます。。

健康な時の猫の吐き戻し

毛玉を吐く

本来、体内に溜まった毛玉はうんちと一緒に体外に出ますが、
換毛期(冬毛、夏毛に生え変わる時期)は、体外へ出しきれずに吐きもどします。

食べたご飯を、そのまま吐く

猫はどちらかと言うと「丸飲み」に近い状態でご飯を食べます。

ドライフードを一気に「ガツガツ」と食べると、
猫の胃が途中で「あっ、あかん!」と気がつき吐き戻します。

人でも空腹のときに一気に食べるとあると思いますが、
胃がびっくりするんでしょうね(苦笑)

多頭飼いの猫は、ほかの猫のにご飯を横取りされるのを
阻止するために、早食いをするので吐き戻しをするときがあります。

猫はいったんご飯を飲み込んで吐きますから、丸飲みにしてるご飯は、
そのままの形状で、体外へ強制的に排出されます。

参考までに、我が家の猫によくみられる吐き戻しですが、
ご飯を食べた直後に大運動会(部屋中を走り回る)を開催して、吐き戻しをします。
この時、体の中では憶測ですが、猫の胃が「こら~!あばれるなぁ~、消化できんやろ~!」
な状態だと私は思っています。

 

猫草を吐いた!

毛玉を体内から吐き出したいときや、胸やけを起こした時に食べる草です。

葉の刺激によって、胃の中の余分な物を吐き出します。

吐いた物の中に猫草があり、猫が元気ならば心配はいりません。

ただし、何度も吐き戻すときは病気の疑いがあるので病院へ行きましょう。

 

猫草とは、猫が食べる草の総称です。
主としてエン麦、イネ科の植物で葉に小さいトゲがあります。

猫草

出典:http://sabaneko.exblog.jp

 

吐いた色で見られる症状

吐いた液体は白い液体か、黄色い液体だけでキャットフードなどは見当たりません。

白色 胃液

黄色 胆汁(たんじゅう)

原因はお腹がすいているからです。

えっ?と思いますが胃の中が空っぽのため、空腹時に吐いてしまうのです。
ご飯の量が猫の年齢や体格に合っていないので、ご飯が不足していると考えられます。

 
ご飯がない
 

対策として、ご飯の間隔を短くする。
1日のご飯の量を、数回に分けて与えるといいですよ。

胆汁は白色の、胃液の中に混ざって吐き戻すことがあります。
また、白色の「泡」を吐くこともあります。
この時も猫が元気ならば様子見で大丈夫です。

吐き戻す回数が1日に1回ならば、心配はいりません。
ただし、時間があいて2回以上吐き戻すようならば病気を疑い、病院へ行きましょう。

 
 




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猫の病気が疑がわれる吐き戻し

猫の吐き戻し回数は、一般的に月に1~3回と言われています。

あなたの側にいる猫は、どうですか?
我が家のように、ご飯を食べた後すぐに大運動会を開催したらこの平均回数にはあてはまりませんけど

「言われてみたら、吐く回数が多いかな」と思ったあなた、
猫の体に何らかの異変が起きている可能性をがあります。

 

吐き戻しの状態をチェックをしよう

猫の吐く状態が正確に分かれば、病院での診察がスムーズにいき的確な診察、
治療が受けれますので、あなたは猫の状態をよく観察して、メモを取ることをおすすめします。

 

チェック項目
吐いたときの色は?
  1. 黄色、茶色、緑色、赤色またはピンク色など色がついていないか
  2. 吐き戻したものは何?また吐き戻した時にどのような物が混ざっていたか
  3. ご飯、猫草、体毛、虫、誤食した物、何もないなど

 

吐き戻した時に血は混ざっていないか?
  1. 血が混ざっているときは、病気の疑いが高いです。(赤色から、茶褐色がこれにあたります)

 

吐く回数、頻度は?
  1. 「月に何回、週に何回吐く」と、吐きもどす回数がわかると診察がスムーズになります。
  2. ただし、吐く回数が「1日に何回も吐く!」このような時はできるだけ早く病院へ行くことをお勧めします。

 

猫が吐く以外で違う症状は出ていないか?
  1. 下痢をしている
  2. 食欲がない
  3. トイレの回数
  4. その時の猫の様子
  5. 体重が減って来ていないか
  6. 元気がない
  7. 水を飲まなくなった

 

吐いたときの色と原因

赤褐色
茶色を帯びている
原因
消化器系の病気の疑いがある重い潰瘍(かいよう)や腫瘍が原因の可能性もある。
病院へ行き原因の特定をしてもらい治療をしましょう。

 

ピンク色
血が混じっている可能性がある
原因
胃炎になっている可能性がある。毛玉がうんちと一緒に排出されず、胃を刺激して胃炎になることもある。
神経質な猫はストレスが原意の可能性もある。
アレルギー症状の猫も吐き戻すことがあります。

 

緑色
この色が一番厄介であり、危険なサインです
原因
胆汁が逆流したとき、異物を飲み込んだ、感染症などの病気にかかっている場合です。
胆汁が逆流するのは上にも書きましたが、猫がお腹がすいているとき(様子見)です。
猛毒な植物を食べた、おもちゃ、ひもなどを誤食したときに緑色の吐き戻しをします。症状は下痢、吐き戻し、ひどい時は痙攣(けいれん)がみられ、猫は激痛に耐えるため一か所でじ~っとしている、横たわっている、背中を丸めていてとにかく動きません。

 
この場合どのような症状が何時からかメモをし、吐き戻した液体をもって早急に病院へ行きましょう。
 

その他の吐き戻し

便秘の時も吐き戻しをします。
猫のうんちが3日も出ていないと、お腹に力を入れてうんちをしようとして吐き戻します。

色は透明、ご飯を食べた後ならご飯そのものが吐き戻されます。
出来れば、病院へ行くとをおすすめします。

この便秘での吐き戻しは、巨大結腸症という病名がつき治療は、浣腸と内服薬で便秘解消をします。
(我が家の茶猫がこの、巨大結腸症です)

お腹が痛い時も吐き戻すことがある
人と同じく、猫もお腹の中が痛いと吐き戻します。

 
お腹が痛い
 

原因は膀胱炎になってお腹が痛くて仕方がないとき、避妊手術をしていないメス猫は子宮蓄膿症を発症して、痛みがひどいときに吐き戻すことがあります。
病院へ行き、治療をしてもらいましょう。

 

おわりに

いかがでしたか?

吐き戻した物、色で猫のその時の健康状態を知る判断材料になることが分かったと思います。

猫は人間と同じように話すことができないので、あなたは猫と日々コミュニケーションをとり
猫のヘルプサインを見逃さないようにしてくださいね。

 

おまけ

一番最初に書きましたが、ツイッターでの愛猫家の悩み、気になるTOP5ですが

気になる愛猫家は、85,3%
気にならない愛猫家はたった14,7%

この数字はいかに猫を飼うことに対して悩み、気になることを持っているか
愛猫家ならではの葛藤のあかしの数字だと私は思っています。
あなたも一人で悩まずに、気になったことは病院の先生などに相談しましょうね。

 
 




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猫の種類・猫の健康とケア・動画など猫に関する日記です。美容・健康・ストレッチもたまに出没